[Looker21.8新機能]Content UsageのExploreにQuick Startが追加されて分析がより手軽になりました #looker
さがらです。
先日、Lookerの最新バージョン21.8がリリースされました。
このリリースノート中の「システムアクティビティ: Content Usage エクスプローラの拡張」について、本ブログでより詳細にまとめてみたいと思います。
Content Usageエクスプローラとは?
まず、Content Usage エクスプローラとはなにか?説明します。
これは、Lookerがデフォルトで用意している"System Activity"に関するExploreの内の1つです。
下図のように、Exploreタブを押すとContent Usageが選択できるようになっています。このExploreでは、DashboardやLookの使用状況の分析が可能です。
実はこのContent UsageのExploreですが、AdminタブのContent Activityでも使用されているExploreです。
このContent ActivityではDashboard・Look・Exploreの使用状況がまとまっているのですが、この内DashboardやLookに関するタイルがContent UsageのExploreを元に作られています。
アップデートで何が変わったのか?
では、このContent UsageのExploreが21.8へのアップデートで何が変わったのか?
それは、Quick Startが追加され、このExploreを使用した分析が手軽になったということです。
対象のインスタンスが21.8になっている場合、Content UsageのExploreを起動すると、下図のようにQuick Startが8種類表示されているかと思います。
「Quick Startってなんだ?」と感じましたら、下記のブログもぜひ御覧ください。簡単に概要を説明すると、事前に設定しておいたフィールドセットやフィルタを、ボタン1つ押すだけで自動で設定してくれる機能です。ビジネスユーザーが自身の行いたい分析に必要なフィールドがわからないとき等に便利な機能かと思います。
正直、Content UsageのExploreではどんなフィールドが定義されているかわからないため、今までこのExploreを使ったことがある方はかなり少ないのではないでしょうか…
実際、自分はこれまでContent UsageのExploreをまともに触ったことはありませんでした。笑
そのため、これまでContent UsageのExploreを触ったことが無い方にはぜひ触って頂きたい機能です!
Content UsageのQuick Startを試してみる
ということで、Content UsageのExploreに新しく追加されたQuick Startを触ってみましょう!
せっかくなのでContent Activityのタイルにはない分析方法であるAccessed Recentlyを試してみます。
「Which content was accessed in the last 3 days?」と説明がありますので、直近3日間でアクセスされたDashboardとLookの一覧が表示されるはずですね。
Content UsageのExploreを押し、Accessed Recentlyを押しましょう。
すると、Content title
、Content Type
、Days Since Last Accessed
の3つのディメンションと、Days Since Last Accessed
に対するフィルタが自動で追加されました!
(余談ですが、Is Deletedのフィルタがalways_filterとして追加されているのも、この21.8のリリースからです。)
ここまで来たら、あとは任意のフィールドを追加して、自由に分析してしまいましょう!
例えば、View Total
というメジャーを追加することで、過去3日以内に見られたコンテンツはどれだけ使用されているのか?ということが確認できます。
最後に
Quick StartがあるだけでそのExploreの使い方のイメージが付くので、他のSystem AcitivityのExploreについてもQuick Startを追加してほしいなと感じました。笑
ぜひ皆さんのインスタンスでも、Content UsageのExploreを使ってLook・Dashboardの使用状況を確認してみてください!